練習アイディア

人前で演奏することは上達への近道

楽器を演奏する目的は人それぞれですが、練習したからには人前で演奏したい!という方が多いのではないかと思います。

部活などで人前で演奏する機会も用意される環境なら別ですが、自分の力で人前で演奏するというはじめの一歩を踏み出すハードルはそれなりに高い気がしています。

ただ、そのハードルを越えると弾きこもっていたのとは違った発見ができるものです。

今回はギター上達に必要なアウトプットのうち、私が最も重要だと思っている「人前で演奏すること」についてお話したいと思います。

人前で弾くのが最重要な理由

ギター上達のためには、インプット以上にアウトプットの分量を多めにすることが大事です。

こちらの記事でいくつかアウトプット方法を挙げましたが、その中でも人前で演奏することが最も上達につながるアウトプットだと考えています。

それは以下の理由からです。

  1. 本番では想定外のことが起こる
  2. 自分の実力が丸裸にされて足りないものがあぶり出される
  3. 人からの評価と自己評価のすり合わせができる

本番では、びっくりするくらい練習している時には想像だにしないことが起こります。

練習とはまったく別の運指をしてしまったり、練習ではミスしないようなところが出来なかったり…

だいたい練習ほどうまくいかないのが本番です。私は、本番で出せる力が本当の実力だと思っています。

練習している時には満足していたことでも、本番を通して初めて全然足りなかった!ということがわかります。

その自己評価がフィードバックとなって、次の練習への課題ができます。このトライアンドエラーの繰り返しが上達につながると考えています。

そしてもうひとつ、自己評価と他人の評価が違ったりすることにも気づくことができます。

自分では気にしていたことなのに、聴いている人はほとんど見ていなかったり、逆に自分は気にしていなかったけれど聴いている人がよく見ていたり…意外とギャップがあるものです。

この気付きが人前でパフォーマンスする時にどこに集中するかの指標になったりもします。

この自己評価と他人の評価のギャップは実際に私も体験しましたが、こんなことがあるのか!と驚きました。

別の記事に詳しく書いていますのでよろしければ合わせてお読みください。

脱おうちギタリストの道

学生時代の私は、部活に入ることで人前で演奏する機会も用意されているという恵まれた環境にいました。

ですが、学校という場所を一歩出てみると、人前で弾く機会は作らなければやってこない!はじめてのおうちギタリスト体験。

発表の場所がなくて目標もできないため、練習ではなく弾ける曲をポロポロ弾くくらいの日々になってしまいました。

その後、バンドをやりたい!仲間と演奏したい!という強い衝動から幸運にもバンドが組めて何度かライブもしました。

そこでは初めてライブハウスで演奏したり、バンド形式の演奏が初めてだったり…とにかく新しい体験ばかり。楽しくて仕方ありませんでした。

ですが、メンバーの人生のステージが変わって練習時間がなかなか合わず活動停止…私はレッスンを受けるという手段でギターを弾くことを継続しました。

レッスン以外に人前で弾く機会はほとんどなくなってしまいおうちギタリストへ逆戻り。レッスンに通うことで目標ができてよかったのですが、課題曲をこなしていくだけでは張り合いがない。

そこで人前で演奏する機会を増やそう!と思い立ち、去年からちょこちょこ社会人バンドサークルのイベントや、セッションに顔を出し、今に至ります。

人前で演奏することで脱おうちギタリストを図った結果、趣味を通じての仲間も増えましたし、もっとこうしたい!という目標も増えました。

人前で演奏できる場所は?

ここまで人前で演奏することのいいところをお話しましたが、実際にどういう場所があるのでしょうか?

レッスンでの発表会を除くと大きく3つくらいかなあと思っています。私の経験もまじえてそれぞれお話したいと思います。

  1. ライブに参加する
  2. セッションに参加する
  3. 自分でイベントをやる(プチ発表会)

ライブに参加する

一番想像がつきやすいですが、ソロでない場合、まずはバンドメンバーを探すハードルがあります。

一方で、「ライブをやるから来てね!」と自分の演奏を聴いてもらいたい人を呼びやすいです。音楽やらない身からすると、ライブハウスに行くこと自体が非日常ですからね。

もしバンドを組んで人前で演奏したい!という明確な目標があれば、一度はチャレンジしたい発表の場だと思います。

初めてステージに立つ時は緊張しますがやはり嬉しいものです。私も初めてのライブハウスでの演奏は、頭が真っ白になりながらもとても楽しかったのを覚えています。

参加方法は、自分で企画する、ライブハウスが企画するブッキングライブに参加するといった2つのパターンあります。

前者はライブに慣れている上級者向けだと思うので、後者についてだけお話します。

ブッキングライブはライブハウスが主催するとイベントの参加枠にエントリーする形式です。

基本はチケットを◯◯枚売るというノルマが出演費用になります。集客がノルマに達しない場合は差額を負担、ノルマ以上だと利益のいくらをもらえるという感じです。

仲間を集める、チケットノルマ達成のために集客するといったコストはありますが、本格的に人前で演奏したという感覚が一番得られると思います。

セッションに参加する

ライブが出演者とお客さんでバキッと分かれるのに対して、セッションは来る人みんなが演奏者

一番大きなメリットはその場で共演者が選ばれるので、ひとりでも飛び込めることです。

行くと決めたらすぐに参加できますが、その反面、初めて飛び込む時の不安が大きいという部分もあります。

どのくらい弾けたら大丈夫なのだろう?
何曲も覚えていかないといけないんだろうか?
ぶっちゃけ、どこに行くのが良いんだろう?

…いろいろ不安は出てきますよね。

私もまだそこまでたくさんのセッションに参加したわけではないですが、演奏曲やジャンルはセッションによってさまざまですので、お好きなジャンルを扱っているところに行けば良いと思います。

ただ、ジャンルはいいとして、はじめはどれだけ敷居が高そうなのかも測りかねますよね…

セッションは大きく分けると以下のようなパターンの掛け合わせになっていることが多いので、ご自分のやれそうなところからスタートするのが良いと思います。

  1. 演奏曲が予告されていなくて、スタンダード曲をやる
  2. あらかじめ課題曲がきまっている
  1. 自由度が高くアドリブ枠が用意されている
  2. コピーを通して弾く

私は1×1のジャズセッションと、2×2のセッションを並行してスタートしましたが、ジャズが少し自分には難しく感じて今は2×2と、2×1のファンクジャムセッションで慣らし運転しているところです。

まずアドリブとかはいいから、きっちり演奏してみたい!という場合は2×2の掛け合わせがやりやすいと思います。

アドリブを弾けるようになりたい!という方であれば、2×1のようなセッションで、かつ初心者向けにプログラムが組まれているところが良いと思います。

仲間内でプチ発表会をする

ライブを企画するのと少し近いのですが、もっと敷居の低いかたちのご提案です。

お友達の中に何かに挑戦しているけれどそれを発表する場がないという人はいないでしょうか?

そんな友達を集めて、音楽にこだわらず、ダンス、カラオケ、コント、写真や絵などの作品を見せる、好きなものをプレゼン…

とにかくジャンルはなんでもOKで、持ち時間を決めてそれぞれ力を入れていることを発表し合うイメージです。

友達が普段挑戦してるのはなんとなく知ってたけれど、実際に発表を見て、新たな友達の一面を発見するかもしれません。

場所もライブハウスにこだわらなくていいので、発表メンバー誰かの自宅、カラオケ、区民施設などなど、自分たちのやりやすそうな場所を選んでできると思います。

そうすると、バンドが組めないという場合も音源をかけながら弾くという選択肢が出てくるので、かなりやれそうな感じがしてくると思います。

仲間内なので、ライブやセッションに比べてフィードバックは少ないかもしれませんが、人前で演奏するという緊張感を持った体験はできるのではないかと思います。

これは中高時代の友人と話していた時に出てきてとても良いなあと思ったものです。まだ実現はできていないのですが、実現できたらとても楽しそうで、良いアイディアだったので今回ご紹介しました。

最後に

私は学生時代に当たり前のように人前で弾く環境が用意されていたおかげで、ある程度弾けるようになった状態で学生を卒業できました。

社会人になってその当たり前の環境がなくなった時に、目標もなくなってしまい、学生時代ほどの練習をしなくなった時を経験しました。

ただ、ギターが好きな気持ちはずっとあって、人前で弾くことにこだわってその環境を自分でつかみに行くようになりました。

それから芋づる式に今までの演奏活動が続いてきていて、今思えばバンドを組んだことが私の第二のギターライフの始まりだったと思います。

人前で弾くことは緊張してしまうけれどやっぱり楽しい。そして、演奏を通じて第二のギターライフの仲間も増えました。たぶんこれからも増えていくんだと思います。

今おうちギタリストの方にも、この体験をぜひしてほしいと思ってこの記事を書きました。この記事がはじめの一歩を踏み出すきっかけになれたら嬉しいです。

まとめ
人前で弾くことは上達への近道
人前で弾く方法は大きく3パターン
  1. ライブに出る
    本格的に演奏した感を得たい時にオススメ
  2. セッションに参加する
    ひとりで身軽にチャレンジしたい時にオススメ
  3. 音楽にこだわらずプチ発表会をする
    何かを発表したい友達が他にいる時にオススメ

▼ランキングに参加しています。応援お願いします!
にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ