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故障しないための身体のプチ知識

実はここ数ヶ月、指の調子がよくありません。

どうよくないのかというと、毎朝起きると左右ともに指が完全に握り込めなくて指先が手のひらから数ミリ浮いた感じ。

日によって程度は変わりますが、いつも指がむくんでいるような、つっぱるような感覚です。

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ただ、症状があるのは起きた直後の数分程度で、ギターを弾く時にはいつもと変わらずですし、演奏中に気になったこともありません。

症状は日常生活にまったく支障がないくらい軽いけれど、明らかに「何もないわけではない」という感じです。

「ギターが弾けなくなったらいやだ!!」という気持ちもあったので、早めに整形外科にいってきました。

そして…どうやら首が怪しいという診断。

検査で血液と指の骨は正常だったのですが…ちょっとだけストレートネック気味というのがわかり、これが指の神経に影響しているのではないか、ということでした。

指が悪いのに首なのか!!といった驚きもありつつ、ちょっと身体のことも勉強していたのでなるほど…とも思いながら治療しているところです。

私は今のところかなり軽いのでまだ気にしてませんが、指の問題って楽器を演奏する人にとっては死活問題ですよね。

この経験を通して、普段から意識できることってあったよなあ…と反省したので、無意識な動きで故障しないための身体についてのプチ知識をご紹介していきたいと思います。

身体のプチ知識3つ

はじめに、知っておくとよさそうなプチ知識3つを列挙します。

今回は楽器を演奏する人が故障しないために…という趣旨で書いていますが、この考え方は肩こりや腰痛を持ってる方が知っていても良いと思っています。

  1. 首周りはいろいろ繋がっているから大事
  2. 関節には曲げづらい方向がある
  3. 動かす場所を変えても目的が達成できる

「当たり前でしょ」とか、「???」となるものもあるかもしれません。順番に説明していきますね!

首まわりはいろいろ繋がっているから大事

身体の中でも首はいろいろなところと繋がっていると感じます。

実際に、指につながる神経が首を通っていたり、首から背中にかけて肩を動かす筋肉が繋がっていたり…と、首のまわりは楽器を弾くのにも大きく影響する場所です。

私が身体について勉強をした時、他の楽器を演奏される方と一緒に、演奏→身体の使い方で直せそうなところを指摘→実際に動かしてみる→再度演奏という流れでレッスンを受けました。

何人かの演奏を見ましたが、私含め手単体よりも首から肩周辺が固まってしまっているのを直すと良くなることが体感的に多かった気がします。

そのことからも、首や肩はどんな楽器でも共通して演奏に影響が出やすいところですし、指などの末端の動きにも繋がっているところなんだなあと感じています。

楽器の演奏をしていると、たくさん動いている指に意識がいきがちなのですが、首も同じくらいかそれ以上に大事です。

なのに楽器演奏もそうですが、スマホをいじる、デスクワーク、読書などの日常生活でよくする動作が首に負担をかけるものばかりで、無意識のうちに首まわりが固まっていくんですね…

ちょっと負担をかけすぎてしまったかな、と思った時はストレッチをしたり、首や肩に負担をかけない姿勢を常に意識できた方が良さそうです。

私も完全にこれに当てはまっているので気をつけます…

関節には曲げづらい方向がある

当たり前だと思われるかもしれませんが、それぞれの関節には曲がるのが得意な方向、そうでない方向があります。ギターで良くある例をとるとしたら、手首を曲げる方向かもしれません。

曲がる方向

演奏中って、ひとつひとつの動きが一瞬の出来事なだけに、目的の音を出すため手を不得意な方向に動かしてどうにか達成しているということが起こり得ます。

楽器を弾いていない時は頭でわかっているはずなのに、夢中になっていると不思議なものでやってしまうんですよね…

ギターをたくさん練習していたら腱鞘炎になった、というお話も良く聞きますが、多くはこの不得意な動きを積み重ねたことによるものかなと思います。

曲げるのが得意か不得意か、というのはご自分で楽器を演奏する時に良く使う関節を動かして観察してみてください。知っておくだけでも意識が変わると思います。

そして…次はその不得意なところを無理に動かしてしまうのを回避するにはどうしたらいいか?ということをご説明しますね。

動かす場所を変えても目的を達成できる

やろうとしている目的に対して、身体の動かす場所を変えても達成できるかもしれないよ!というお話です。

ちょっと何言っているかわからない…と思われるかもしれないので、日常生活の動きでご説明します。

例えば、下に置いてある重いものを持ち上げる動作。イラストみたいな感じですね。

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この動きであるあるなのがイラストの通りぎっくり腰。これは、重いものを持ち上げる時に上体だけで持ち上げようとしていることが原因で背中の筋肉にダメージがいきます。背骨中心の動きです。

物を持ち上げるという目的であれば、一旦しゃがんで、脚の筋肉を使う(膝の関節や股関節の曲げ伸ばし)ことでも同じように持ち上げることができます。

実際にぎっくり腰にならないように、「上体だけで持ち上げず、しゃがんでから持ち上げましょう」という話は良く聞きますが、これと同じように、楽器演奏でも別の場所を動かして達成できることがあります。

ギター演奏に当てはめてみると…

先ほどの手首の話に戻りますが、ギターを演奏する時に不得意な方向の動きでやってしまいやすい、弦を押さえる場合を例にしてご説明します。

指が目的のフレットに届くようにしたいために手首だけを曲げてしまうといった動きに対して、別の場所を動かすことも考えてみます。

私の場合だと、手首だけではなく肘関節の「回内・回外」という動きも加えると手首が楽になりました。イラストもつけますが、鍵を開けたり閉めたりする時の動作を思い浮かべてみてください。

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これはあくまで一例で、個々人の身体のサイズなどにもよるので、肘や肩など、手首以外の関節を使って楽な押さえ方ができないか、ご自分で探ってみてください。

このような感じで、練習の時に身体に無理のない動きを探ってそれを再現できるように意識しておくことで、無意識な動きによる故障を回避することができます。

回内・回外についてはイラストでもちょっとわかりづらいので、右手の話ですが、カッティングの記事でご説明しているものがイメージしやすいかもしれません。リンクしておくのでご参考にしてみてください。

身体の使い方は知っておいて損はない

ここまでプチ知識をご紹介してきましたが、故障しない回避策は無意識の動きで無理をしないことです。といっても、無意識だから難しいですよね…

なので、身体のことを知っておくと「あ、今の良くなかったかも」とだんだん無意識の動きに気付けるようになっていくのかなと思っています。

私も身体について勉強した後は、練習中に弾きづらさを感じた時に、身体の使い方を見直すようになりましたし、楽器演奏以外でも「今はどの部分が動いているのかな〜?」なんて観察するようになってしまいました。

あまり専門的なことまで知らなくても良いですが、楽器を演奏する時の動作で、どこの関節がどう動くのか、どの筋肉を使うのか、ということは知っておいて損はないと思います。

このような身体についてのことは「ボディマッピング」という感じで本がいくつか出ています。

ちなみに私は「ヒューマンアナトミーアトラス」(リンク先に人体模型みたいな画像が出るので苦手な方はお気をつけください…)という解剖学の有料アプリで勉強しています。実際に動くアニメーションがあるのでおすすめです。

もしご興味のある方はチェックしてみてください!

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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