練習アイディア

苦手なリズムを克服する

ギターを始めてもう何年も経つのに、バンド活動をするまで恥ずかしいくらいにリズムに無頓着でした。

それまでは指揮者に合わせての合奏やらソロで演奏することが多く、テンポがモタる、ハシる、ということには意識していましたが、リズムについて深く考えたことがありませんでした。

今回は私が自分がリズムが苦手だということに気づいたきっかけから、克服するために行った練習の一例についてお話したいと思います。

リズムが苦手な理由を紐解く

音楽を作る三要素としてよく言われるのがメロディ、ハーモニー、リズムです。その3つの中で特にリズムに苦手意識があります。そんな私の経験や、個人的な解釈を含めリズムが苦手になる理由を紐解いてみたいと思います。

担当パートと音楽の聴き方

バンド活動をしていると、自分を含め、いわゆるウワモノ系の楽器奏者はリズムに関して弱い傾向があると思うことがあります。私の中の仮説ですが、その理由のひとつとして音楽の聴き方が関係していると思っています。

嘘のような本当の話ですが、私が同じバンドのドラムのメンバーに記憶が曖昧な曲を歌って共有しようとしたところ、メロディの音程は再現できていたのですが、リズムが曖昧すぎてまったく伝わりませんでした。

このようなできごとからも、ドラムやベースのようなリズム楽器の人は音楽を聴く時には三要素の中で特にリズムを意識して聴く傾向があり、逆にウワモノ系の楽器の人はメロディやハーモニーを意識して聴く傾向があるように思えます。

演奏時も同じように、ウワモノ系の楽器の人はリズムよりもどの音を選択するか、というところに意識が行きがちなためリズムへの意識が希薄になるのではないかと思っています。

メトロノームを使いこなせない

リズムの練習にはメトロノームを使うのが有効です!

…ということは一般的に言われていることなので、音楽レッスンを受けている方は一度はメトロノームに触れたご経験があるかと思います。そして、これは先人たちから受け継がれ今もなお使い続けられているのできっと正しいのですが、使い方がわからないとかえって練習の邪魔になり、敬遠しがちになります。

私が人生で初めてメトロノームというものを知ったのはピアノ教室に通っていた頃です。教室でも「メトロノームを使って練習しなさい」と言われていました。

当時言われた通りにメトロノームを使ってみたのですが、途中で間違えればあたふたしているうちに勝手に進んでいってしまうし、少し止まって練習したい時にはうるさいしで、メトロノームの存在意義がまったくわかりませんでした…

その後、部活で合奏をしてきましたが、やはりメトロノームの重要度がわからないままでした。参考の音源に合わせて練習をすればテンポは覚えられるし、大人数での演奏だと結局指揮者や周り全体に合わせることになるので、機械と合わせても練習にならないと思っていたためです。

こうして私の音楽ライフの9割以上はメトロノームなしの練習によって積み上げられてきました。

気づかないうちに染み付いていたクセ

バンド活動を始めた私はある日、ふとドラムのメンバーに「よく体動かさないで弾けるよね」と指摘されました。確かに自分の演奏している動画を見ていると、びっくりするほど周りと比べて動いていない!!

そういえば部活で下級生の頃、先輩に「指揮に合わせるんだから足でカウントするのはやめろ」と言われたことがあったのを思い出しました。そこから無意識に演奏中は足でカウントしないようにと抑え付けて体も動かなくなっていたようです。

無意識のうちに長年蓄積されていったクセほど怖いものはないですね…今はその呪縛から解放されるために絶賛矯正中です(笑)どう考えても演奏する時は全身と動きを連動させた方がいいですよね。

苦手だと気づいたきっかけ

バンド活動を始めてからスタジオ練習を録音する機会が増えたのですが、それを聴くと恥ずかしいくらいに自分のリズムがヨレヨレなことに気づきました。そして、ドラムのメンバーからの動いてないという指摘。

徐々に自分が今までいかにリズムに無頓着であったかを思い知り、自分はリズムが苦手なんだという意識に変わりました。

さらに、レッスンに行くようになってから自分のバッキングをルーパーに録り、アドリブ練習をするようになりました。初めて自分のバッキングに合わせて弾いてみたら死ぬほど弾きづらい…こんなバッキングで今までバンドをやってたのかと思い、それからメトロノームを使って練習に取り組むようになりました。

苦手なリズムを克服する練習

メトロノームを効果的に使う

先ほどリズムが苦手な理由としてメトロノームが使いこなせていなかったことを挙げましたが、自分の苦手がはっきりわかった上でメトロノームを使うようになったことで目的を持って使えばとても練習が効果的になることに気付きました。

私はメトロノームを使った練習では、自分が弾いている場所を把握することを目的としているます。どういうことかというと、例えばコードチェンジが4拍目の裏に入るなど、小節の中のどの位置に音が入るのかということを理解した上で弾けるようにするためにメトロノームを使います。

この練習をやるまではどの位置で自分が弾くのかということは音源の記憶からなんとなく捉えて弾いていました。それはヨレヨレになりますよね…

私は音程の耳コピはそこまで苦労せずできるのですが、リズムの耳コピには時間がかかるタイプです。なので、メトロノームの練習でもまずは半分くらいのテンポまで下げ、細かい単位で鳴らしてどこに音が入るかを確認するという作業をすることにしています。

この練習をする前とする後で変わったのは、リズムの細かい単位でカウントでき、自分の音を入れる場所に確信が持てるようになったことです。

リズムは言語ととらえる

音楽をやっていると西洋の音楽と日本の音楽のリズムは違う、ということがよく話題になりますよね。ここでは詳しくお話しませんが、これは歌うときに1音の単位が単語なのか、音節なのか、という違いによるものです。

音楽は歌から始まったことを考えると、リズムは言語によって生まれたということになります。つまり、しゃべれればそのリズムは表現できるということです。

そんな考えから、私はメトロノームを使った練習にプラスして、リズムを口に出してしゃべりながら弾く練習も取り入れています。人には絶対に見せられません…

だいたいはよくある「タカタカ」とかそんな感じなのですが、複雑なリズムになると単語の文字数を連動させて覚えることもあります。

わかりやすくて有名なのだと、5連符を「イケブクロ」、6連符を「タカダノババ」、7連符を「バクロヨコヤマ」っていう感じですね。

私の極端な例でいうと、星野源さんのSUNのイントロであれば、「ヤキソバ イカ イカ シメジ トウガラシ」のようなことまでやります。

自分がわかりやすければ良いという考えでやっているので音源聴いてもそう聞こえないかもしれませんが、歌がなくても単語を当てはめて細分化すると不思議と複雑なリズムでもとらえやすくなるので苦手な方にはおすすめです。

ちなみに、「リズムをしゃべる」最高峰はインドのコナッコルかなあと思います。この動画、すごすぎるのでご紹介します。

最後に

Googleで「メトロノーム」と検索すると簡易的なメトロノームが使えるのをご存知ですか?今やこんなに手軽にメトロノームにアクセスできるようになったんですね。

リズムが苦手だけれどメトロノームは持っていない、という方もまずはGoogle先生と練習を始めてみてはいかがでしょうか?

私もまだまだリズムには課題がありますが、これからもメトロノームと仲良く練習を続けていければと思っています。リズムが苦手な私の練習方法が少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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