練習アイディア

アドリブ練習から逃げずに継続するための時間配分

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アドリブがなかなか上達しない。練習の終わりが見えない…

ずっとモヤモヤし続けて、終わりの見えない練習でモチベーションが下がってしまった時に、手軽に達成感の得られる練習をしよう!といった内容の記事を以前書きました。

なのですが、これ、実はアドリブが上手くなりたい!という目的からはちょっとずれていて、割と現実逃避的なものでした。笑

インスタントに達成感を得られるので、自分のご機嫌を取るのにも良いことですが、本来の目的から逃げずに向き合いたい!!

…ということで、どうやったら継続できそうか考え、ある程度テンプレができてきたので、今回はその方法をご紹介したいと思います。


うまくいかない理由はやることが多いから

私の中で、手軽に達成感の得られる練習は楽譜を攻略することです。なぜなら弾くことが明確なため、シンプルに書いてある内容を弾く練習をするだけで良いからです。

一方、アドリブは弾くことが決まっていません。そのため、何を練習するのかを毎回自分で考える行程が必要です。

つまり、実際に弾いて練習をする前に、その練習の内容を考える段階が増えます

私は考えることがたくさんあるボードゲームで遊ぶと、途中まで順調だったのに、突然致命的なミスをして負けるぐらいに同時に違うことを考えるのが苦手です。笑

なので、「弾く練習」をしたい時間に練習の内容を考えようとすると、集中力が落ちてしまうのです…

頭の中がスッキリしていないことがうまくいかない原因だなーということがわかったので、「考える時間」と「弾く時間」を分けることにしました。

「考える時間」と「弾く時間」を分ける

「考える時間」と「弾く時間」を分けることで、「弾く時間」は、ただ弾くことに集中できます。かなりシンプルな解決策ですね…

イメージとしては「監督タイム」と「プレイヤータイム」があるという感じでしょうか。

料理でも、まとめて野菜を切ってから調理に取り掛かる…など、まず同じ作業をまとめてやる方が効率が良かったりします。

これと同じように、違った種類の作業を分けるというのは理にかなっているのかもしれませんね。

なので、「考える時間」と「弾く時間」を分けることの効果がとてもわかりやすく出ました。


「考える時間」にどこまでやるか

では、「考える時間」を分けてどこまでやるのか…というところですが、私は「弾く時間」にただ弾くだけでOKなところまで考えるようにしています。

具体的には、練習するフレーズを設定するところまでやります。

例えば、「◯◯の動画のフレーズ」とか「教本の◯◯ページ目のフレーズ」とか、課題フレーズ、つまり「練習する内容」を決めます。

楽器で音を出せる時間は貴重なので、「弾く時間」はただ弾くことに集中したいですよね。

具体的な練習する内容を決めておけば、あとは弾くだけでいいので、やることをいちいち練習時間に考えることがなくなり、弾く時間の密度が濃くなりました。

忙しい人や同時作業が苦手な人にオススメ

今回ご紹介した内容は、特に音出しできる時間が限られている忙しい人や、私と同じように、同時に違う種類の作業が苦手な人には特にオススメです。

もし、なかなかうまくアドリブ練習が続かないなあと感じることがあれば、試してみてください。

今回はかなり具体的な練習内容を決める過程をご紹介したのですが、この前段として、何を身に付けたいか…という大きなところを考えるということもたまーにしています。

「練習マップ」と名付けたのですが、作り方を紹介しているので、よろしければこちらの記事も合わせてお読みください!