練習アイディア

バンド活動カルチャーショック 譜面のはなし

クラシック音楽中心の部活をしていた人がバンド活動を始めると、カルチャーショック的なものを受けることがあります。

音楽を専門に勉強されている方はそういうことはないのかもしれませんが、私みたいに趣味として演奏しているくらいだと苦労することもあるんじゃないかと思います。

今回は譜面にまつわるカルチャーショックエピソードと、譜面を活用する上で気をつけたいことをご紹介します。

譜面が配られないバンド

バンドスコアがある曲をやる場合メンバーでお金を出し合って譜面を買うこともあるとは思いますが、私の初めてのバンドはお任せスタイルでした。そんな私の体験談です。

前ギター脱退後の欠員補充としてそのバンドに声をかけられたため、私が参加の意思表示をしたのは初回スタジオ練習を翌週に控えたタイミングでした。参加が決定してからもらった連絡は初回練習予定の曲とその音源のみ。

ウエノアンコ

え、譜面ないんすか?

聞いてみたらわざわざ探してくれたみたいで、よくある歌詞の上にコードがついてるサイトのリンクが送られてきました。

これまでの部活での活動では譜面が配布されていたので、すぐに練習を始められる状態からのスタートでした。それに慣れていた私は翌週にはスタジオ練習なのにコード譜しかない現実に直面して焦りました。

バンド活動では譜面が配られないこともあるということ、練習前にコード譜を参考に音源を聴いて自分の弾くことを決める作業をする必要があるということを初めて知りました。

コード譜どおりなはずなのに音が違う事件

スタジオ練習までに練習時間が取れず、コード譜を指定のキーに移調してメモし、「コードがわかればなんとかなるだろう」と高をくくって初のスタジオ練に臨みました。

初めてのスタジオ練習の課題曲は有名曲のカバー2曲で、うち1曲はジャズっぽいアレンジのいわゆる「おしゃれコード」、4和音にテンション音を加えたものがふんだんに使われた曲でした。

当時の私はコードブックに載っている基本的なコードフォームしか知りませんでした。ルート、3度、5度の音を積み重ねて、6本の弦全部弾くスタイルです。その結果、私のコードが強すぎて原曲と雰囲気が違いすぎるという事件が起こりました…

私はコード譜どおりに弾いていると思っているので、どうすれば良いのかわからずその場で直すことすらできませんでした。結果その曲の練習続行が不可能になってしまい、本当にショックでした。コード譜どおりなはずなのに音が違うってどういうことなんだ!?と。

その後、時間をかけて耳コピをし、音源と同じっぽい音を弾くことで「音が違う問題」は解決することができたのですが、初回の練習だっただけに恐ろしい体験でした…

譜面の良いところ悪いところ

譜面というものは以下のようなメリットがあって基本的には良いことづくしです。音楽をやるからには譜面は読めた方が得をすることが多いと思っています。

  1. その曲から離れてしまっても譜面があれば再現できる
  2. 演奏者間での共通言語となる

一方で譜面を読める人にありがちなのですが、譜面に頼りすぎると以下のようなことが起こります。

  1. 譜面を見ながらある程度弾けるので練習量が足りないままバンド練習に臨んでしまう
  2. 参考音源を聴かない(コピーの時など)
  3. 譜面にかじりついて周りの動きを見られなくなる

先ほどご紹介した失敗エピソードはこれの1と2に当てはまりますね。私がコード譜に頼って音源と合わせるということもなくスタジオ練に臨んだため、バンドで合わせるまでおかしいことに気づけませんでした。

譜面を読める人は良いところ悪いところをわかった上で活用していきたいですね。

譜面はツールとして接する

「音が違う事件」の一件もあって、バンド活動を初めてすぐの頃は弾くことを決めては几帳面に譜面に起こしていました。

それと真逆に練習の時に譜面がないのにさらっと弾けているメンバーが同じバンドにいまして。私の譜面を見て「すげー!俺こんな音符書けないよ!」って言うんです。

彼は譜面が得意ではないタイプなのですが、譜面なくてもちゃんと弾けているので、その方が心底うらやましいと思いました。お互いに隣の家の芝は青く見えているのかもしれませんね。

最近では譜面起こしに時間をかけて弾く時間が取れないのは本末転倒なので、コードと構成を書いた雑なメモ書きみたいなものを使って練習しています。

几帳面な譜面よりも雑なメモ書きの方が曲の構成も頭に入るし、「譜面どおり弾かなきゃ!」という気持ちもなくなるので気楽な気持ちで練習ができるようになりました。

また、弾く時間を確保できるので弾くことを覚えるのも早い、と実は良い事だらけです。譜面はあくまでツールとして接するくらいがちょうど良いということを身をもって知りました。

今回はバンド活動で譜面が配られなくてびっくりした話と、それにまつわる譜面との接し方について考えてみました。

似たような経験あるなあ、と思い当たるところがある方がいらっしゃったら、少し譜面との接し方を見直してみるのも良いかもしれません。

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