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アコギ弾きがエレキを買う時に知っておきたいこと

こんにちは。ウエノアンコ(@uenoanco_guitar)です。

最近私の従姉妹の娘さんがギターを弾きたいと言い出したらしく、初めてギターを手にした時のことを思い出してなんだか懐かしくなりました。

ギター選びって、初めての時も二本目・三本目を買う時もワクワクしますよね。でも、買う時に知識がなさすぎて後でもっと知ってたら良かったかなーと思うときもあります。

今回は私が初めてエレキギターを買って、さらに別のギターに買い替えた経験から、アコギを弾いてた人が初めてエレキギターを買う時に知っておきたい予備知識について書きたいと思います。これからエレキギターを始める方の参考になれば幸いです。

知っておけば良かったエレキのあれこれ

私がエレキギターを買ったのは、なんとなくバンドがやりたいという軽い気持ちからでした。当時は憧れのギターがあったわけでも、バンドが決まっていたわけでもなかったので、弾いてみて気に入ったものを買おうというくらいの気持ちでした。

実際にエレキギターを弾くようになってわかったのですが、エレキギターはアコギの比ではないくらい種類が豊富ですよね。形状の違いはもちろん、ピックアップの違いなど。そしてその組み合わせによって音色もさまざまであること。アコギでいうところの材の組み合わせや形状の違いのようなものでしょうか。

理想の音が自分の中ではっきりしてくるのに従い、とりあえず買うとしてもどのような種類があるか知った上で買った方が良いと思うようになりました。知らなくて候補にすら入らないのはもったいないので。

そんな思いから当時の自分に教えてあげたかったなーと思うエレキギター選びのポイントを簡単にご紹介します。

大まかな種類

当時、私のエレキギター知識はほぼ皆無。種類はストラトとレスポールがあって、あとはそれぞれのデザイン変えがあるんだなというくらいにとらえてました。ストラトとレスポールだけじゃないよ!と当時の自分に言ってあげたい…

では、どんなものがあるのか代表選手を5種類だけピックアップします。ここでは当時の私のような方向けに、あくまでざっくりこういうのがあるということに重きを置いて私の持っている印象を添えて紹介しているので網羅的に書いていません。

テレキャスター(テレキャス)

ギターを量産するという発想で作られたギターで潔いつくりです。ギターボーカルや、女の子ギタリストが持っているイメージ。丸い音が出せる一方でカントリーっぽいチャキチャキしたサウンドも似合うギターです。

ストラトキャスター(ストラト)

テレキャスの進化版。エレキギターの一番人気と思えるくらい使っている人が多くて汎用性が高いと思います。バンドがやりたくてエレキギターを始めるならこれにしておけばこだわりが出るまでは使い続けられる気がします。

レスポール

もともとはジャズを弾くために開発されたけれど、今や骨太ハードロックなイメージ。けいおん!の唯ちゃんの印象が強いけど女の子にはちょっと重いので、女の子で持っているとかっこいいと思います。

セミアコースティックギター(セミアコ)

ジャズもいけるし、エフェクターに繋いでもハウらないのでバンドでも使えるいいとこ取りギター。空洞になっている分上の3つより軽いのと、箱ギターっぽい温かみのある音がします。

フルアコースティックギター(フルアコ)

ジャズやブルースで使われるイメージ。セミアコよりもさらに箱ギターらしい音です。生音が大きいので、アンプに繋ぐとピックアップからの音と生音が混ざった音がします。

この5つは長く愛されロングセラーになっているものばかりで、どれが優れているといった優劣はありません。選ぶ時はご自身のやりたい音楽と相談しながらで良いと思います。

そして、実はここでご紹介しきれなかったものも他にまだまだあります。そのあたりはギター博士のサイトにきれいにまとまっているので、もっと詳しく知りたくなった方は合わせてどうぞ!

音のキャラクターが変わる要素

先ほどの5種類のエレキギターはそれぞれ作りが違うために、音のキャラクターやそのギターから受ける印象が違います。ここではギター本体の中で音のキャラクターが変わりやすい要素は何なのか、2つだけに絞ってご説明します。

ボディ形状

大きくソリッドボディと、ホロウボディ(セミホロウボディ)の形状に分かれます。簡単に言ってしまえば中身が詰まっているか、空洞かということです。

ギター本体の違いなので、これによる音色の違いは大きいです。それぞれの特徴とどのギターがそれに当てはまるのかをご説明します。

ソリッドボディ

ストラト、テレキャス、レスポールが該当します。こちらは中身が詰まっている方のギターで、空洞がない分箱鳴り感は得られませんが、大きな音にしてもハウりにくいという特徴があります。これらのギターに重さがあるのはボディの中身が詰まっているためです。

ホロウボディ・セミホロウボディ

ホロウボディはフルアコ、セミホロウボディはセミアコがそれぞれ該当します。バイオリンのようなfホール(f型の穴)が特徴的です。どちらも空洞(ホロウ)部分があるため、ギター本体の共鳴で得られる温かみのある音が特徴です。

セミホロウというのはソリッドボディとホロウボディの中間で、ボディの中心にセンターブロックという木が詰まった部分があり、その両サイドが空洞になっています。

ピックアップ

エレキギターはその名の通り電気を使って音を増幅させます。それに欠かせないのがピックアップという弦の振動を信号に変えるマイクのような装置です。下の写真でいうと銀色の2つ並んでいる四角いのがそうです。

pickup

アコギの場合ピックアップという仕組みがないので抜けてしまいがちなポイントかと思います。私も例に漏れずピックアップにも種類があることを楽器屋さんで聞くまで全く知りませんでした…

ピックアップもエレキギターの音を出すためには欠かせない機構なのでボディの形状と同じくらい音のキャラクターを左右する要素で、大きくシングルコイル、ハムバッカーの2つに分類されます。簡単にそれぞれの特徴をご紹介します。

シングルコイル

ストラトやテレキャスなどについていることが多いです。テレキャスのところでチャキチャキと表現しましたが、シャリーンという感じのはっきりした音が特徴です。アンプやエフェクターで少し歪ませるとバンドサウンドにも合い、他のパートの音に埋もれない気がします。

ハムバッカー

レスポールを代表に、セミアコやフルアコもだいたいハムバッカーがついていることが多いです。形状は写真のような長方形の箱みたいなものからシングルコイルが2つくっついて並んでいるものがあります。

シングルコイル2つ分のパワーがあり、出力が大きく太い音がします。シングルコイルに比べると角が取れたような温かみのある音が特徴です。

一本目に選んだエレキギターの話

ここで私が初めて選んだエレキギターのお話と、二本目を意識した理由をお話したいと思います。

知識皆無な私が選んだ一本目

結論から先に言ってしまうと、IbanezのSシリーズを選びました。さきほどの5種類に無理やり当てはめるとすると、ストラトにハムバッカーピックアップを搭載したハイブリッド型といったところでしょうか。

ibanezguitar

これを買ったと聞いたエレキギターを弾く友人には、「どんな早弾きギタリスト目指してるんだよ!」と言われました。

全くそのつもりはなかったんです…今となってはこのギターがハードロックなギタリストに広く使われているのを知っているので言いたかったことがわかりますが、当時はなんでそう言われたかもピンときませんでした。

一本目を選んだ理由

エレキギターを買おうと思った時点でまず下調べをしたのですが、ストラトかレスポールの二択と思っていた私はその段階で重いレスポールは圏外として、ストラトに照準を定めていました。

実際に楽器屋さんに行ってみて、アコギをやっててエレキを始めたいという話をして出してもらったのがfenderのストラトとそれに近しい形をしているIbanezでした。試奏しながら楽器屋さんにそれぞれの説明を受けて検討した結果Ibanezになりました。最終的にIbanezになった理由はこんな感じです。

  1. ストラトよりもボディが薄くて軽かった(たぶん重いと言ってから出してもらった)
  2. ハムバッカーというピックアップを初めて知り、音に厚みがあって気に入った
  3. 比べてしまうと逆にストラトは軽い音に感じた
  4. ブリッジの仕組みが工夫されていて(フロイドローズ)チューニングが変わりづらいと聞いて
  5. サンバーストの色が気に入った

今はこのギターを所有しておらず、別のギターをメインに使っています。次にそうなった理由を書きたいと思います。

二本目を意識した理由

一本目のIbanezさんはまったく悪い楽器ではなかったし、ライブや結婚式の余興などのステージでも大いに活躍してくれました。

それでも、自分の利用シーンが明確に想像できてくるとおそらく本来ターゲットのギタリストには親切設計のはずが私にとってはスペック過多に感じ、本当に欲しいものとズレているように思えてきました。挙げるとこんな感じです。

  1. バンドで使うときは真ん中のシングルコイルが多く、5段階のセレクターがあるけどあまり使わない
  2. トレモロアームは手が引っかかるのでいつも外している
  3. フロイドローズがめんどくさいのとそもそもチューニングが変わるようなプレイをしない
  4. ジャズも弾くようになったけれどもっと温かい音が欲しい

その結果、今はセミアコをメインに、シングルコイルの音が欲しい時はテレキャスといったようにその時に弾く曲に応じて使い分けています。

今のかたちに辿り着けたのは、バンド活動をしたり、いろいろな場所で弾いてきた結果でもあります。なので後悔はしていませんが、何が違うかわかった上で選んだ方がより自分の求めているものに近い選択ができるのではないかと思います。

最後に

エレキギターの音を変える要素は、実は今回ご紹介したこと以外にも「アンプ」や「エフェクター」、「シールド」といったエレキギターが音を出すまでに通る機材にまで及びます。単品で音が出せるアコギと大きく違うのは、周辺機材まで含めてひとつの楽器であるといった点かもしれません。

いろいろ調べていくうちに際限なく広がっていくエレキギターの世界ですが、まずは入り口として、今回ご紹介したようなことを相棒選びの参考にしていただけたら幸いです!

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