早いもので、2020年もあと1週間を切りましたね。
この1年、音楽活動をしていた方にとっては「いつもできていたことができなくなった」という環境に置かれて我慢をすることも多い年だったと思います。
その一方で、制約がある中でどうにかしようと工夫をして活動をしたので、やれることが増えました。
実はこれまでもできる環境はあったのだけれど、あえてやらなかった。やろうとしなかった。という感じでしょうか。音楽じゃない部分でいうと、「オンライン飲み」なんかが最たる例ですね。
私も今年の特殊な環境下で、「やろうとしなかったこと」を重い腰を上げてやる機会に恵まれた人のうちの一人です。
不便なことも多かったけれど、縛りの中で動いてたらやれることが増えていたという感じ。2020年のまとめとして、私が幅を広げた活動について、ご紹介していきたいと思います。
買ってよかったものリストならぬ、やってよかったことリストです。
2020年を振り返って共感していただくもよし、2021年に挑戦してみよう!と思っていただくもよし、暖かいお部屋でゆっくり読んでいただければ嬉しいです。
2020年のやってよかったこと
振り返ってみたら、やりはじめたの今年だったんだ!と自分で驚いたものもありました。そんな私のやってよかったことリストはこちらです。
- Youtube動画投稿
- オンラインセッション
- 作曲(と、それに伴うDTM)
- ソロギター(復活)
実はこれら4つ、これをやったからこっちもできた…と連鎖的に起こっていたりします。
どんな風に連鎖していったのかも含め、一つずつ振り返っていきます。
Youtube動画投稿
やってよかったことの中で最強。そして、コレ始めたの今年だったんだ!と驚いたものが、Youtubeへの動画投稿です。
この壁を突破したことによって、他のチャレンジにつながったと言っても過言ではありません。
はじめは本当に腰が重かったんですが、以下の記事に書いた、アンプの目の前にスマホを置くという方法で見事はじめの一歩を踏み出せました。
今となってはライン録音をして後で映像と音を合わせるという編集もしているのですが、まず投稿するクセをつけるためにアンプの前にスマホを置いて撮るということをしてよかったと思っています。
クオリティが低いかな…と思ってもまずはやってみることが大事だと思えたことの一つです。
この壁を突破したことによって、「オンラインセッション」への扉が開いてゆきます。
オンラインセッション
星野源さんの「うちで踊ろう」を皮切りに、音楽仲間とオンラインセッション動画を量産しました。
これも、ひとつ作ってみたら意外と簡単にできるということがわかり、たくさんやったもののうちの一つ。やってみることって本当に大事ですよね。
オンラインセッション動画はアプリで簡易的に画面分割して動画をつなぎ合わせるものでしたが、リアルなセッションができなかったり、予定していたライブが流れたはけ口として十分楽しめました。
画面分割で動画を作る方法はこちらの記事でご紹介しています。
それとは別に友達の企画に乗っかったものもあり、それが楽器は全てライン録音をしてくださいという指定があったので、今まで埃をかぶっていたオーディオインターフェースが火を噴きました。
オーディオインターフェースを使って録音するのってちょっとめんどくさいので、それまではアンプの目の前にスマホを置いて撮るという形式を取っていたのですが…
これによって、DTMソフトを使うことに抵抗がなくなり、作曲につながってゆきます。
作曲(と、それに伴うDTM)
外出自粛になったことをきっかけに、作曲ビギナーの友人と一緒に「共通のお題でそれぞれ曲を作る」という遊びをはじめました。
私は以前に作曲をしたことがあったのですが、長いこと休眠していて、この作曲チャレンジをきっかけに復帰しました。
ずっと「またやりたいなー」と思っていながら、時間がないということを言い訳にやっていなかったので、とても良い機会でした。
このチャレンジをしてよかったのは、何よりも勉強した音楽理論を使うことができたというところです。以前に作曲していた時は、勉強前だったので、勉強するとこんなに仕上がりが違うのかーと思いました。
あとは、コード進行のパターンを意識するようになったということです。これは演奏の時にもとっても役立ちますし、街で聞こえるBGMの進行当てゲームが捗るという副作用があります。
そして、これもはじめの1曲を作ると曲を作るハードルがグッと下がる効果がありました。そのポイントは以下の記事にまとめています。
おかげで今年10曲作れました。なんか自分の作品ができるって、嬉しいですよね。
ソロギター(復活)
このきっかけは先ほどの3つとは別の流れになるのですが、以前同じバンドだった友人の紹介でacoustic cafe TANTANさんに行ったことがきっかけで、ソロギターの練習も復活しました。
外出自粛で仲間と一緒に演奏をすることが難しくなってしまったことも後押しになりました。
そして、twitterでみずきさん(@idesakomizuki)が主催されているアコギ弾きましょうの会(@PlayAcoGuitar)の企画に参加したり、オープンマイクに参加したり…と、セッションとはちょっと違う楽しみを見つけました。
これがきっかけとなって、学生時代死ぬほど練習していた曲をまた演奏してみたり、好きな曲をアレンジして演奏してみたり、ソロギターで作曲したり…と、楽しみ方を少しずつ増やすこともできました。
好きな曲をアレンジして弾きたい!というのも以前からやりたいなーと思っていて、やっていなかったことの一つです。
チャレンジしてみたことで、自分なりのやり方も見つけました。それは以下の記事でご紹介しています。
ひとつチャレンジすると連鎖する
今年あらゆることにチャレンジしてみて、去年では想像できなかったことをいくつもやっているなあということに気づきます。
今回ピックアップした4つのことも、すべて一気にはじめたわけではなく、ひとつやったらこれも!という感じでどんどん連鎖的につながっていきました。
これって、どんなことにも言えると思うのですが、やってみないとわからないし、やってみないと出会えないものがあるんですよね。
あと、自分がやってきたことって無駄にならないよなあとも思いました。特に音楽理論の勉強という点で、今回強くそれを感じました。
ひとつひとつチャレンジして、やれることを広げられた2020年は私にとっては大きな1年でした。また2021年も今年はじめたことの連鎖に身を任せてみようかなと思っています。
「アンコのギターライフハック!」にたどり着いて読んでくださった皆さま、ありがとうございました!来年もよろしくお願いします。