ギターライフ

「道具”に”合わせる」から「道具”を”合わせる」への意識改革

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MNGしました!これです↓↓

ギター練習用として、新たに椅子を購入しました。

「使えれば新しく買わなくていいじゃない!」って考えで、これまでアリモノの折り畳み椅子を使っていたのですが…高さが合わない気がしてきたのです。

今回、自分を「道具”に”合わせる」ことをやめて自分に「道具”を”合わせる」ことをしたわけですが、これは楽器を演奏する上ではもちろん、日常生活でも意識すると良いことなんじゃないかと思いました。

ちょっと思い出してみてください。

何か道具を使う時、その道具のポジションを先に決めてから、自分を合わせにいっていませんか?


無意識に道具”に”合わせていませんか?

例えば、ノートに文字を書く時…

ノートを机に対して直角に、自分の真正面にまっすぐ置いて書いていませんか?

絵的にはおさまりがとても良いのですが…

実際には、右利きであれば自分に対して右寄りに少し角度をつけて置いた方が書きやすかったりします。

真正面に置くと、左ページに書く時に右手がキツキツになって、身体を捻らないといけなくなりますよね?

「ズラすのはめんどくさいし、自分が動けばいいから…」

という感じで、私たちは無意識に自分の身体の向きを道具に合わせていると思います。

道具によって演奏しづらくなったら本末転倒

これは楽器を演奏するときも同じことが言えます。

例えば、ギターを弾く時に、いいかげんに足台を置いてしまったとします。

ここで足台のある場所に自分を合わせると、足を前方に出さなくてはいけなくなったり、身体がひねり気味になったり…

道具の位置どり次第で演奏しづらい原因になってしまいます

せっかく演奏しやすくするための道具なのに、もったいないですよね。

無意識に自分を道具に合わせていると、演奏しにくい姿勢になっているということが起こり得ます。


難しい曲では特に意識したい

私が今回椅子を変えようと思ったのは、難しい曲を練習した時でした。

椅子を低くしたらもっと弾きやすい姿勢になって成功率が上がりそう、と感じたからです。

こういう些細なことって、楽々弾けてしまう曲では気づけなかったりします。

フィジカル的に難しい曲は特にそうなのですが、理に適った方法で演奏するとすんなり弾けるようになったりします。変化がわかりやすい。

これは、私も学生時代に体験しました。

まだ独学でギターを練習していた頃、全然太刀打ちできなかった難しいクラシックギターの曲。

それが、先生に習って無理のないフォームに変わったらすんなり弾けるようになったのです。

難しい曲を練習する場合に「自分に道具を合わせる」という考え方は演奏しやすくなるという面もありますが、故障の予防という面でも意識しておきたいことです。

無意識に自分を道具に合わせていると、身体に無理をさせて最悪の場合、故障の原因となってしまうからです。

道具の話とは少しズレてしまいますが、譜面に記載されている運指が自分に合わない場合は、無理のない運指ができるように改変してしまうというのも長く楽器演奏をするためには大事なことだと思っています。

長く演奏を楽しむために…

長く演奏を楽しむために大事なのって、何よりも「健康第一」ということだと思うんです。

病気をしないというのはもちろんですが…

楽器を演奏する時においては、特に演奏で酷使する手・指などにも無理をさせないことが大事です。

まずその第一歩として、「自分に道具を合わせる」ということを意識してみてはいかがでしょうか?

そんなわけで、私はそろそろ片手だと上まで指が届かないiPhone11をやめて、iPhone13miniにMNGしたいです…