ギターライフ

ギターにまつわる肩こり対策

現代人の悩み、肩こり…私も普段の仕事がデスクワークということもあり、日々悩まされています。

以前バンドメンバーになんとパーソナルトレーナーがいて、遊びでメンバーの肩甲骨チェックをしたことがありました。

結果、ドラマーがベスト肩甲骨(わかる気がする)、私がワースト肩甲骨という結果…結構ひどかったらしいです。かなしい。

そんな私ですが、最近はアレクサンダーテクニークのレッスンで身体について学んだこともあって以前よりもかなり肩こりが改善してきました。

今回はギターにまつわる肩こり対策について考えたいと思います。

肩こりはなぜ起こる?

はじめに、ちょっと身体についてのお話をします。肩こりって一体なんでしょう?

実際どこが凝っている?

「肩こり」といいつつ、実は原因となっている範囲は「僧帽筋(そうぼうきん)」という、首から肩、背中にかけて三角形に繋がっている筋肉です。

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普段「肩」と呼んで想像される部分よりもだいぶ広範囲なのがポイントです。マッサージで背骨伝いに背中を押されるのもこの僧帽筋をほぐしているからです。

この僧帽筋は、図を見ていただくとわかるのですが、頭蓋骨、肩甲骨、脊椎、そして鎖骨とかなり広範囲に繋がっています。

僧帽筋が働いてくれることで、この筋肉が繋がっている頭や肩甲骨、上腕を動かしたり支えたりすることができます

「凝り」の正体

凝りとは筋肉が緊張したまま緩まなくなり、固まってしまった結果、血流が悪くなって疲労物質が筋肉内に溜まる状態のことを指します。

つまり、肩こりとは「僧帽筋」が慢性的に緊張状態になっていることで発生します。

例えばデスクワークで無意識のうちに肩甲骨が上がっていた、スマホをいじるのに長時間下を向いていた…など。

そんな日常の何気なく長時間とっている姿勢によって僧帽筋が緊張しっぱなしになってしまうのです。

これはギターでも同じです。次から運搬時、演奏時に分けて対策を考えてみたいと思います。

運搬時の対策

皆さんギターは普段どのように運搬されているでしょうか?私は両肩で背負うタイプです。

最近は普及しているギターケースの形状もあってこの持ち方が多いかと思うので、背負うタイプという前提でお話します。

ギターを運搬するというのは数キロの塊を背負うわけで…エレキギターはソリッドだと3キロ後半以上になるのでケースの重さも加わってとにかく重いですよね。

私のテレキャスも4キロあって、会場に到着する前にすでに疲れているなんてことも。これから演奏するのだから体力を残しておきたいですよね…

運搬時に疲れない方法は、ケースさえしっかりしているものを使っていればとても簡単です。

その答えは、ギターケースと自分の身体が密着するくらいの長さに肩紐を調整することです。

リュックも肩紐を長くする方がカッコいいとされていますが…身体と密着していないことで後ろの方向に重さがかかるので、バランスを取ろうと頭を前方向に出してしまい、頭を支える僧帽筋への負担が大きくなります

多少カッコ悪くても背に腹は変えられない。ギターの場合は肩紐の位置にもよりますが密着させてもそこまでダサくはならないはずです。

monoのケースなどしっかりしているものだと、肩紐同士をつなぐチェストベルトがついています。これも身体とぴったりつけるためのものなのでありがたく使いましょう。

…ダサいですか?騙されたと思って使ってみてください。

私はこのチェストベルト、全く使っていなくて飾りくらいの気持ちでいたのですが、最近つらくなってようやく使いはじめました。これによってだいぶ運搬時の負担が軽減されました。

カッコよさと実用性のせめぎ合いですが、ご自分の優先度に応じて試してみてください。

演奏時の対策

演奏時においても、肩こりの原因となるのは主に長時間僧帽筋を緊張させている状態にしていることです。

代表的なものでいうと、以下の2つです。

  1. 指板を覗き込むように演奏している
  2. 肩が上がっている

この2つのポイントについて説明していきます。

指板を覗き込むように演奏している

難しいフレーズを弾く時など、ついつい覗き込むような姿勢になっていませんか?

覗き込む姿勢になると、肩紐の話と同じですが頭を支えるために僧帽筋への負担が大きくなり、肩こりにつながります

また、肩こりと別の話になってしまいますが、覗き込む姿勢になることで腕の動きが制限されてしまいますのでパフォーマンス的にも逆効果です。

では、どうすればいいのか。大げさに覗き込む姿勢にならなくても実は目線を下に落とすだけで指板は見えます

一度ご自分の演奏している動画などを見て覗き込むクセがないか確認してみて、覗き込む姿勢になることが多いなと思ったら目線を落とすクセをつけるようにしてみてください。

肩が上がっている

これは演奏フォームに関係しているのですでに現状の弾き方に慣れているとクセを直すのが難しいかもしれません。

なので、自分の演奏する様子を見て肩が上がっているとわかったらフォームを変えていくのも良いですが、演奏しづらくなることもあると思います。

一番手っ取り早いのは座って練習する時のギターの位置を改善することです。練習する時に座って弾く方も多いと思います。

肩こりの原因は長時間僧帽筋を緊張させていること。つまり長時間練習する時の状態を変えれば大部分が改善します。

立って演奏する方の場合、座っている時にギターの位置が立っている時と変わって肩が上がっていないか。このあたりを観察してみてください。

ただ膝にギターを乗せるのではなく座って弾く時もストラップを付けて立って弾く時と同じ高さにギターをセットするか、足台などを使って高さを調整するのがおすすめです。

クラシックギターはストラップを付けませんが、足台を使っての演奏姿勢はそういう意味では理にかなっていると言えますね。

最後に

ギターを弾くのが大好きなのに、肩こりがつらくて長時間弾いてられないのはもったいないですよね。

今回ご紹介した肩こりにつながりそうな姿勢を改善する方法もぜひ試してみていただきたいのですが、もう一つ、私もついついやってしまいがちなことをお話したいと思います。

それは、「いい演奏するぞ!」という気持ちになって無意識に肩に力が入ってしまうということ。

音楽は楽しむものなので、もっとラクに、肩に力を入れずに演奏したいものですね。

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