ライブレポート

あえてチャレンジする方を選択する「Christmas Live 2019 -bohemianvoodoo-」

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昨年のクリスマスライブでノックアウトされたバンド、bohemianvoodooのクリスマスライブに行ってまいりました。

ノックアウトされてからというもの、代表作であるadria blueのコピーを披露してみたり、その予習としてJAZZ AUDITORIAというフェスに出演するのを見に行ったり。

気付いたら彼らのことを結構追いかけてまして、今回のライブも気付いたらチケットを買っておりました。

正直、行ってよかったの一言に尽きますが、今回ももれなく素晴らしいライブだったので書き留めておきたいと思います。


2018年よりずっと近づいたボヘさん

去年8月のブルーノートでボヘさんライブデビューをしまして、立て続けにクリスマスライブにも行きました。

ソロで盛り上がったキーボードのイオリさんがイスから転げ落ちたり、白熱したソロの応酬だったりとにかくライブならではのパフォーマンスがたくさん見られました。

会場も一番後ろの席にもかかわらずそれぞれの表情が見えるくらい近くて、メンバーみんなが楽しそうに演奏しているのが印象的でした。

このライブから、自分もadria blueを弾きたい!!と、コピーをして実際に弾いてみたり、フェスに参加しているのを見に行ったりと「ちょっと見てみたいバンド」から、「あわよくばコピーしちゃったりしながら追いかけていきたいバンド」になっていました。

やっぱりライブが楽しい

今年も会場はclub eX。去年と全く同じ円形の会場です。

前回はイオリさんbashiryさんの背中越しにリズム隊を見る感じでしたが、今回は真逆で、nassyさん拓さんの背中越しにフロント隊をみる感じ。

bashiryさんがよく見えて、ギター弾きとしてはとてもおいしい席でした。今回はもちろん、bashiryさんに注目。

去年のパフォーマンスもいろいろ驚かされたけど、今年もバッチリライブ感があってとても楽しく、行って良かった!!チケット取ってよかった!!と思いました。

特筆すべきは戦場のメリークリスマスイントロからのadria blue、Nomadといつかのメリークリスマス(と、ウルトラソウル)の融合…

ボヘさんカラーのクリスマスソングはこのライブでしか聴けない特別版で、この空間にいられたことが本当に嬉しかったです。


チャレンジするということ

ボヘさんのライブって、私が見てきた中だと毎回何か違う展開が起こって楽しいんです。

ボヘさんだけじゃなくて、ライブ行って楽しかったなあ!って思うのは、ライブならではの展開が起こって思わずニヤニヤしてしまう時。

なので今回も楽しみにしていたわけですが、中でも私がハッとしたのは、adria blueイントロでbashiryさんが戦場のメリークリスマスを突っ込んだ時でした。

正確には、演奏が終わったあとにイオリさんが「今日リハでも弾いてなかったよね」と言った時です。

bashiryさんは、いつもライブでいちばんヤンチャしてる感じがあるのですが、ご本人のキャラクター的にも、とにかくいつもと違うことをしよう、お客さんが喜びそうなことをしよう、といったスタンスなのか、演奏はガンガンに攻めていってるなあと感じます。

細かいクオリティよりもそういったライブそのものの楽しさを優先している感じ。置きにいったことを見たことがない。

今の私がやってるのとたぶん真逆!!そして、私もどちらかというと、演奏してるときはライブそのものを楽しみたいという方向に向いてきているので、その姿勢を本当に見習いたい感じです。

まあ、攻めに行くには足元を固めてないと…という感じなので練習をしっかりしつつ、チャレンジできることはしていきたいとも思いました。

最後に

直近で私の周りでも、セッションで「チャレンジしていく」方が楽しいよね!という話題になっています。

ボヘさんのライブを見た後にタイムリーにそのような話が出たので、 私がフワッと考えたことを言語化してもらえたような感じでした。

この1年、とにかくたくさんの人と演奏できて楽しかったのですが、自分のプレイがどうかという事に集中してしまった感じもあり、「チャレンジする」というよりは、「できることをしっかりやる」という志向が強かったように思います。

私の原体験となっている「感動」を手に入れるには、この先「チャレンジする演奏」を選択していくことなのかもしれない、そんなお手本をボヘさんが見せてくれたような気がします。